抗体医薬
OTSA101 は、新規のがん治療用抗体です。元東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長中村祐輔教授の研究室におけるゲノム包括的解析により見出された、FZD10(Frizzled Homolog 10)を標的とするものです。FZD10は、滑膜肉腫で高頻度に高発現し、正常臓器での発現が極めて低い遺伝子です。
OTSA101は、腫瘍で発現するFZD10に特異的に結合します。この抗体に放射性同位元素を結合させることにより、腫瘍特異的な放射線照射による強力な抗腫瘍効果を示すことが動物モデルを用いた試験で明らかになりました。
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